中央通信社

(中央社記者 呂佳蓉 台北6日電)インド太平洋戦略シンクタンク執行長の矢板明夫氏が6日、台中市で顔面を殴打される襲撃を受けた。中国大陸の「中華民族共同体意識促進法」施行後、初の越境弾圧事案であるとし、政府は決して軽視しないとコメントした。

矢板氏は、春雨文教基金会が台中市の永豊棧ホテルで開催した「NEXT CITY─春雨創生行動営-前進新台中」の講師として招かれていた。昼に講演を終えて会場を後にする際、不審な人物に尾行され、拳で殴打された。犯人はその後逃走したが、矢板氏はスタッフに付き添われて受診後、警察に被害届を提出した。

中国大陸委員会(陸委会)は、矢板氏への襲撃事件について、事件を知った後、直ちに省庁横断連絡メカニズムを通じて関連機関に、本件が越境弾圧に関与する可能性があることを警告した。警察、移民署などの関連機関の積極的な協力により、香港籍の容疑者は迅速に逮捕され、検察と警察が積極的に捜査を進めている。進展があれば、政府は社会に説明するとしている。

陸委会は、同事件は香港人湯偉雄氏へのペンキかけ事件と類似性が高く、境外勢力が香港人の台湾入国を容易に利用し、「打帯跑」(襲って逃げる)の手法で犯行後、迅速に国外へ離境したと強く疑っている。

陸委会は最後に、これは中国大陸の「中華民族共同体意識促進法」施行後、高い指標性を持つ事例を選んで行われた初の越境弾圧事案であり、政府は決して軽視せず、必ず加害者を厳罰に処し、越境弾圧事案に効果的に対抗すると述べ、国民に安心するよう呼びかけた。

警察は、事件に関与した廖姓の男の行方を把握しており、犯人が犯行後、飛行機で国外へ離境したと判断。検察官が逮捕状を発行し、午後4時頃、台中国際空港で男を阻止し逮捕した。(編集:朱建陵)1150706

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:政治