中央社報道(記者:趙麗妍、台中13日配信)

中聯油脂の食用油から発癌性物質ベンゾピレンが基準値を超えて検出された事件について、台中地方検察署は食品安全管理法などに基づき、同社の余姓総経理に対して身柄拘束と接見禁止の申し立てを行った。しかし、台中地方裁判所は10日深夜の審理の結果、2000万台湾元の保釈金を納めることで保釈を認め、住居制限、出国・出海禁止、および警察への定期的な報告を命じた。

これに対し、検察は法廷で即時抗告を行い、本日、台中高等裁判所に抗告補充理由書を提出した。検察側は、余姓被告が証拠隠滅や共犯者・証人との共謀の恐れがあるとして、引き続き収容の必要性を主張している。

台中地検は、中聯油脂の食品安全違反事件を捜査しており、9日に蔡姓会長、余姓総経理、陳姓工場長ら被告11名を事情聴取のため出頭させた。また、関係会社の従業員など証人13名も聴取対象とした。

検察は、余姓総経理について、証拠の改ざんや共犯者・証人との連絡による証言の操作の可能性があると判断し、身柄拘束の必要性を強調した。一方、他の10名の被告については、50万から2000万台湾元の保釈金を納めることで、在宅起訴の処分とした。

事件の詳細な経緯や今後の法的対応については、引き続き捜査が進められている。食品安全に対する社会の関心が高まる中、企業の品質管理責任が改めて問われている。

(編集:黄名璽)

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース