中央社報道
(中央社記者 王寶兒 台北13日電)ワールドカップが熱い戦いを繰り広げているが、故宮の書画からも古人のスポーツ競技の様子がうかがえる。故宮北院では「騁技與運動」展を開催し、観客が紙上を通じて時空を超えて、古人がスケートを楽しんだり、登山を楽しんだり、仲間と球技を楽しむ様子を体感できる。
国立故宮書画文献処の助理事研究員で策展人の浦莉安氏は、現代の「運動」という言葉は、個人の鍛錬、集団の競技、登山やハイキングなど多様な形態を含むと説明する。古代にはこれに完全に対応する統一的な用語はなかったが、「射」「藝」「技」「戲」「遊」などの語を通じて、さまざまな身体活動や技芸の表現がなされていた。
「騁技與運動-書画中の技藝與體能活動」展は、「演武と習礼」「球戯競技」「大显身手」「登高望遠」の4つのセクションに分かれ、複数のインタラクティブ体験も設けられている。来場者は書画に描かれた身体技芸を実際に体感できる。たとえば、投壺のマルチメディア体験コーナーで投壺の楽しさに挑戦したり、大型のインタラクティブブックで絵画の細部をじっくりと観察したりできる。
球戯のテーマでは、現代のサッカーに似た「蹴鞠」や、馬に乗って杖で球を打つ「擊鞠」が紹介されている。伝承によれば、宋代の蘇漢臣による『踘場叢戲』は、人々が輪になって立ち、視線と体勢を足元の球に集中する様子を描いている。清代の丁観鵬『画唐明皇擊鞠図』では、競技が馬上で展開され、左右に球門と守門人が描かれている。
現代のスケートに相当する活動も資料に見られる。清代の沈源『御製冰嬉賦』は、冬の氷上での様子を描き、太液池の上を滑走する人々が、清代宮廷の氷嬉が訓練と娯楽を兼ねていたことを示している。また、現代人が親しむ登山活動は、古代では祭祀、巡行、遊覧、修身など文化的な意味合いと結びついていた。
国宝に指定された宋代の薛紹彭『雑書』に収録された『雲頂山詩』は、登山の経験を記録しており、山の険しさや登攀の難しさを描写した上で、苦労の末に山川を見下ろし、遠くの峰々を眺める喜びを綴っている。清代の王原祁『華山秋色』は、画家が華山を訪れた後に制作したもので、題識にはその体験が記され、諸峰に登れなかったことへの残念さも述べられている。
「騁技與運動-書画中の技藝與體能活動」展は、7月13日から故宮北院で開催されており、9月16日まで続く。国宝『元 劉貫道 画元世祖出獵図』は8月16日まで展示される。(編集:林恕暉)1150713
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