(中央社記者 潘姿羽 台北13日電)中央研究院經濟所は本日、最新の経済予測を発表し、2026年の経済成長率を10.16%に大幅に上方修正した。これは昨年12月の予測値3.71%から6.45ポイント上振れしたもので、国内シンクタンクの中で最も楽観的であり、また10%を超える予測を出した初の機関となった。中研院經濟所の合聘研究員である林常青氏は、台湾の景気は「旭日更升」とも表現し、AIが経済成長の主軸となっていると述べたが、今後の進展には不確実性も残ると指摘した。

中研院經濟所によると、2026年の経済成長率は10.16%で、外需の強さに加え、内需も堅調に推移している。国内需要と国外純需要の成長寄与度はそれぞれ5.03ポイント5.13ポイントとなっている。

林常青氏は、AIハードウェアの需要は単なる景気循環ではなく、グローバルなクラウドインフラや高速計算能力の整備に向けた重要な投資であると強調。これが台湾のグローバル技術サプライチェーンにおける成長の原動力になっていると説明した。

同研究所の予測によれば、下半期以降もグローバルなAI、高性能計算、クラウドサービスの需要が継続し、高級チップ、サーバー、関連部品の輸出が堅調に推移すると見込まれる。輸出生産の拡大に伴い、キーパーツや中間財の輸入も増加し、貿易全体の成長が持続する見通しだ。2026年の実質商品・サービスの輸出成長率は23.02%、輸入成長率は21.91%と予測されている。

AIなどの新興技術への対応を受けて、企業が生産能力を拡大し、設備投資を積極化していることに加え、海外大手企業の台湾への投資も拡大しており、これが成長の持続を後押ししている。中研院經濟所は、2026年の実質民間投資の伸びを9.79%と予測している。

昨年が外需主導の成長だったのに対し、今年は投資が活発化し、民間消費も回復傾向にある。同研究所は、2026年の実質民間消費成長率を3.60%と見込んでいる。

林常青氏は、民間消費の主な成長要因として二点を挙げた。一つは株価が連日最高値を更新しており、財産効果が高まっていること。もう一つは海外旅行の需要が依然として高い水準で推移していることである。

株式市場はAI関連銘柄の高騰により好調だが、林氏はドイツの証券の父、アンドレ・コス톨ラーニ(André Kostolany)の「犬の散歩理論」を引用し、株価と経済の関係は「散歩する人」と「その犬」のようであり、長期的には株価は基本に回帰すると指摘。今回の台湾株高には実体経済の支えがあるとしながらも、「成長に参加することは可能だが、レバレッジを過度に拡大するのは避けるべきだ」と注意喚起した。

政府や国内シンクタンクが相次いで経済成長率の予測を上方修正しているが、経済の先行きには不確実性も残る。中研院經濟所は、グローバルなAI投資が新一巡の技術産業発展を牽引していると評価する一方で、今後の進展は設備投資の規模、企業の収益モデルの確立、インフラのボトルネックに左右されると指摘。また、AI関連企業の金融レバレッジが拡大すれば、国際金融市場の変動リスクも高まると警告した。

林常青氏は、AI投資の鈍化が台湾経済に打撃を与える可能性について、「今年中にそれが起こる確率は高くない。来年かその次の年になるかもしれない」と述べた。ただし、AIブームに続く生産性の格差、電力供給、サイバーセキュリティ、人材育成などの課題については、早期の対対応と検討が必要だと強調した。

その他の不確実要因としては、地政学的リスクや気候変動によるコモディティ価格の変動、世界的なインフレの行方、主要経済圏の金融政策の調整ペース、および米国の関税政策の今後が挙げられ、これらは金融市場、為替、グローバル貿易環境に影響を与える可能性がある。(編集:張良知)1150713

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  • 出典:中央社 CNA
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