(中央社開羅12日綜合外電報導)エジプト当局は本日、考古学者がエジプト南部の都市ルクソル(Luxor)付近で、3000年以上前の古代墓を発見したと発表しました。エジプト政府は、新たな考古学的成果を積極的に発信することで、観光産業の支援を図っています。
アフロニュース通信によると、エジプト観光・文物省の発表によれば、この古代墓の墓主は『パサー』(Paser)とされる人物で、オランダのライデン大学(Leiden University)の考古チームが、ルクソル西岸のシェイク・アブドゥル・クルナ(Sheikh Abd el-Qurna)墓地で発見しました。
専門家は、墓内の碑文に見られる芸術様式から、この墓は第19王朝から第20王朝にかけての『ラムセス期』(Ramesside period)に遡ると判断しています。
また、この墓は既知の墓地区画の東側に位置しており、新王国時代(紀元前1570年~1069年)におけるテーベの民間人墓の伝統的な構造に従っているとされています。
墓の構造は、開放式の中庭から始まり、そこから逆T字型の岩盤に掘られた祭礼用の広間へとつながっています。埋葬室は地中に設けられています。
考古学者たちは中庭内で、墓碑を置くための泥レンガ製台座や、両側にスロープを持つ階段など、良好な状態で保存された建築部材を発見しました。
埋葬室の内部には、パサーの名前が刻まれた碑文が残っており、彼が神殿内で諸神に祈りを捧げる場面や、妻とともに供物のテーブルの前に座る様子が描かれています。
発掘チームは、今後も記録と研究を継続し、埋葬者の正確な身分や、この墓の歴史的・考古学的背景の解明を進めるとしています。
エジプト政府は、こうした新たな発見を広く発信することで、観光業の活性化を図っています。観光業は、エジプトにとって重要な外貨収入源の一つです。(編集:張茗喧)1150713
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- 出典:中央社 CNA
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