中央通信

(中央社記者 黄自強 クアラルンプール13日特派)濃厚な客家音楽の要素を持つ「林鈺婷楽団」が、先日シンガポールとマレーシアを訪れ、文化および音楽交流を行った。台湾と星馬の客家系同胞間の絆を深めることが目的だった。しかし、楽団のメインボーカルである林鈺婷(リタ)さんは、台風の影響で帰国便が変更となり、クアラルンプールに滞在中に財布を盗難され、クレジットカードが海外で不正利用されるというトラブルに見舞われた。今回の交流イベントに予期せぬ危機が生じた形だ。

「林鈺婷楽団」は7月5日からシンガポールとマレーシアを巡回し、文化交流を行った。特に、シンガポールの茶陽(大埔)会館の168周年記念式典に招待され、5日6日に客家文化の夜会イベントで演奏した。このイベントに参加した唯一の台湾からの芸術団体として、台湾の客家文化を音楽を通じて紹介し、台湾と星馬の客家コミュニティ間の交流を深めた。

マレーシア滞在中、林鈺婷楽団は雪隆茶陽(大埔)会館と、客家文化の継承、若年層の参加、今後の協力の方向性について意見交換を行い、台湾とマレーシアの客家団体間の交流を促進した。

当初7月10日に台湾へ帰国する予定だった林鈺婷さんは、台風の影響で便が変更となり、クアラルンプールに滞在することになった。その間、チャーチン街(Petaling Street)付近で財布を盗まれ、現金だけでなくクレジットカードも海外で不正利用された。友人の助けを借りてすぐに警察に通報し、銀行に連絡してカードの利用停止を依頼したが、現金の損失は約6万台湾ドル、不正利用額は6万台湾ドル以上で、合計12万台湾ドルを超える被害となった。

林鈺婷さんは中央通信の取材に対し、クレジットカードの不正利用後、複数の銀行から異常取引の通知を受けたと語った。取引地点はすべてベトナムと表示されており、国境を越えた犯罪組織による不正利用の可能性があるという。現在、該当取引について異議申し立てを行っており、銀行の調査を待っている状況だ。

マレーシアの観光に詳しい旅行業者は、観光地など人の多い場所では警戒を強めるよう呼びかけている。財布や貴重品は常に身につけ、クレジットカードのリアルタイム取引通知を有効にしておくことを勧めている。異常な取引を発見した場合は、すぐにカードを停止し、警察に通報することで被害を最小限に抑えることができるとしている。(編集:張芷瑄)1150713

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