(中央社記者 陳至中 台北13日電)115学年度分科測驗物理科の圧巻問題は、「モルフォ蝶」に関する科学啓蒙短文を用いて、「光の干渉」に関する理解を問うもので、各解説チームから高い関心が寄せられた。題材の選定には工夫が感じられ、教育現場での評価も高い。
全国教師会(全教会)の解説チームは、今年度の物理科では生活の場面や時事問題が取り入れられ、試験問題の題材が多様化していると指摘。物理の知識をさまざまな状況に応用して問題を解決する能力が重視されていると分析した。
特に、試験の最後を締めくくる第24~26問の設問群では、「モルフォ蝶」に関する短文が採用された。文中では、ある種の蝶の翅が鮮やかな青色をしていること、さらに観察角度を変えると色が変化する不思議な現象が紹介されている。科学者が顕微鏡で観察したところ、翅には青色の色素は存在せず、その色は構造的な要因によって生じていると説明されている。
全教会の解説チームは、この問題は「光の干渉」の原理に関する理解を試すものであり、光路差の概念を用いて解答する必要があると解説した。まず科学啓蒙文章を読ませた上で、学習した物理概念と結びつけることで、問題設計の新しさと題材の独創性が際立っていると評価した。物理の知識を実際の状況に応用する力を問う点が重視されている。
全国高級中等学校教育産業工会(全中教)の解説チームは、今年の試験問題は難易度が適切で、過去に批判されていた複雑な計算問題が減少し、状況理解を軸とした出題構成になっていると評価した。物理を日常生活に真正面から結びつける試みが進んでいるという。
中でも最も印象的だったのは、締めくくりの「モルフォ蝶」の問題であり、自然界における光学的干渉現象と探究型学習の実践を巧みに融合したと称賛した。
全中教は、全体として試験問題には高い識別力があり、新学習指導要領の「素養導向」の精神を強く反映していると評価した。ただし、出題範囲の分布がやや不均等であり、高三後期の選択物理の配点が約4割を占めており、伝統的な回路学に集中している点について、高三の進度を重視する生徒に有利になる可能性があると指摘した。(編集:管中維)1150713
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- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース