台南安平運河沿岸では、毎年恒例の天文大潮の時期に、雨が降っていなくても海水が逆流して道路が冠水する「晴天淹水」が頻発していた。台南市政府は「安平運河防潮施設改善計画」を実施し、今回の潮位上昇期において、運河に隣接する安平路で道路の冠水が確認されず、車両の通常走行が可能となった。
台南市政府水利局によると、市長の黄偉哲氏が主導するこの計画は、天文大潮時の「晴天淹水」をシステム的な工学的対策で根本的に解消することを目的としている。今回の潮汐ピークは16日まで続く南台湾沿岸の年次大潮期にあたり、関連区間では午前中に冠水が見られず、交通への影響はなかった。
水利局は、本改善工事にあたり、中央政府から約5000万新台湾ドルの補助を受けたと説明している。対策は「外水遮断」と「内水排出」の二本柱で、外水遮断のため、排水出口に19か所の舌閥を設置。満潮時に海水が市街地へ逆流しないよう、単方向弁の水理機構を活用して自動的に遮断する。また、冠水が頻発する低地のホットスポットには、3か所のポンプ井と9台のポンプを設置し、内部の雨水を迅速に排出できる体制を整えた。
水利局は、これにより、従来の砂嚢積みなどの一時的な応急処置から脱却し、自動化された恒久的な防護インフラへと移行したと強調。安平地区全体の防洪レジリエンスが大幅に向上し、運河周辺の生活圏の安全と快適性が確保されたとしている。
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- 出典:中央社 CNA
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