(中央社基輔14日綜合外電報導)国連(UN)は本日、ロシアが長距離ミサイル攻撃を継続していることを受け、ウクライナで今年6月に民間人293人が死亡し、1990人が負傷したと発表した。死者と負傷者の合計は、2022年4月以来の単月最多を記録した。

AFP通信の報道によると、ウクライナの防空ミサイルが不足する中、ロシア軍はここ数か月、人口密度の高い都市部、特に首都キーウを集中攻撃している。

国連のウクライナ駐在人権監視団は、「2026年6月、ウクライナでは少なくとも293人の民間人が死亡し、1990人が負傷した」と報告した。

6月の死傷者数は、2022年4月以来の単月最多となった。当時はロシアによる全面侵攻の2か月目であり、現在ではロシアとウクライナの戦争は4年半に及んでいる。

国連は、「民間人の死傷者が増加した主な理由は、ロシアによる長距離攻撃であり、被害が集中したのは前線から離れた市中心部である」と説明している。

国連の統計によれば、2026年上半期におけるウクライナの民間人死亡者数は1396人で、前年同期比37%増加し、2024年同期の2倍以上となっている。

報告書では、ロシア国内でも民間人の死傷が増加しており、2026年上半期に250人の民間人が死亡しており、前年比で121%の増加率を示していると指摘している。

国連の記録によると、ロシアが2022年2月にウクライナに全面侵攻して以降、ウクライナでは民間人1万6431人が死亡しており、そのうち803人は子どもである。

しかし、国連は実際の死亡者数はこの数字よりもはるかに多い可能性があると警告している。戦争初期にロシア軍が掌握したマリウポリやリシチャンスクなどの地域では、激しい戦闘が発生し、正確な死者数の確認が不可能だったため、数千人が犠牲になったと見られている。

ここ数か月、ウクライナの前線情勢は比較的安定しているが、米国とイスラエルがイランと戦闘状態に入ったことを受け、ウクライナの防空ミサイル在庫が枯渇し、都市部がロシア軍の大規模空襲に対してますます脆弱になっている。

ウクライナのゼレンスキー大統領(Volodymyr Zelenskyy)は、米国と欧州の同盟国に対し、防空能力の不足を補う支援を求めている。

現在、ロシアとウクライナの戦争を終結させるための交渉は完全に停滞している。(実習編譯: 黃鈺涵 /核稿:張茗喧)1150715

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース