百年前に一度禁止された台湾先住民族のタトゥー文化が、再び族人の肌に刻まれ始めています。国立台湾史前文化博物館は、『刺一条回家的路』という特別展を開催し、この文化が百年の断絶を乗り越えて再生する過程を紹介しています。

台東の史前館康楽館で開催されている「刺一条回家的路:台湾原住民族紋身文化的再生」展は、タトゥー復興を推進する伝統的リーダーや研究者、拍刺(はくし)技術を持つアーティスト、そして自らの体に紋様を戻した族人たちの声を交えながら、抑圧された文化が今、再び息を吹き返している様子を伝えています。展覧会は2027年4月6日まで開催されます。

史前館長の蔡政良氏はメディアに対し、「100年以上にわたり抑圧され、剥奪され、学術的には消滅したと思われていた文化が、今日、この展覧会を通じて、私たち一人ひとりの心の中に、そして肌の上に再び生き返っている」と語りました。

同展では、各民族のタトゥー模様の紹介に加え、拍刺技術の継承の記録も展示されています。多くの族人が、タトゥーを通じて「家への道」を見出していると語っており、太麻里出身の青年・祺育(キユク)氏もその一人です。

排湾族の祺育氏は、兄に百歩蛇の模様を刺してもらった際の思いについて、「最近ようやく部落に戻ることができた。これは自分自身のアイデンティティを取り戻すための行為でもある」と話しました。また、拍刺アーティストの宋海華(ソン・ハイファ)氏は、「まず自分の文化を知ることで、他民族の文化も理解できるようになる。拍刺文化を継承し、南島文化圏へと広げていきたい」と語っています。

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  • 出典:中央社 CNA
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