(中央社華盛頓14日綜合外電報導)アメリカのユタ州で昨日、刃物による傷害事件が発生し、容疑者のラーセン(Peter Michael Larsen)氏がムスリムの男性に15回以上刺す行為をしたとされています。ラーセン容疑者は本日逮捕され、被害者の宗教を理由に標的にしたことを自供しました。

事件はユタ州ウェストバレー市のバレー・フェア・ショッピングセンターで発生しました。被害者は37歳で、同ショッピングセンター内の店舗で働いていたサイード(Syed Sohail Uddin)氏です。全身に少なくとも15か所の刺し傷があり、大量出血のため緊急搬送され、手術を受けました。

警察が提出した書類によると、ラーセン容疑者は「ムスリムを殺害する意図」を持っていたと認めています。警察は、彼が釈放された場合、「暴力的行動、思想、そして大規模な危害を計画していることから、社会に重大な脅威を及ぼす可能性がある」と判断しています。また、男性被害者は「全身に多数の刺し傷があり、出血が止まらなかった」とされています。

当局によると、警察到着前に現場にいた市民が容疑者を押さえつけて制圧しました。

ロイター通信の報道によれば、48歳のラーセン容疑者は、未遂殺人および危険な違法武器所持の疑いで、ソルトレイク郡の刑務所に収容されています。

警察の移送文書には、容疑者が「被害者を殺害する意図を持ち、彼がムスリムであるという理由だけで標的にした」と自白したと記されています。

『ソルトレイク・トリビューン』紙は、ユタ州イスラムセンターのシュアイブ・ディン師の話として、容疑者が被害者に近づき、まず名前と宗教を尋ね、その後「水を買いたい」と話したと伝えています。

師によると、サイード氏が水を取りに体を向けた瞬間、容疑者は刃物で彼を刺したとのことです。

被害者は病院に搬送され、現在危篤状態です。友人がGoFundMeに支援ページを開設し、サイード氏が15か所刺され、手術が必要だと説明しています。

容疑者も制圧の過程で負傷し、一時治療を受けた後に刑務所に移送されました。

アメリカの市民権団体は、2001年9月11日のテロ事件以降、20年以上にわたりイスラム嫌悪が増加していると指摘しています。特に近年は、反移民政策、白人至上主義、そしてイスラエルによるガザでの戦争の影響で、状況がさらに悪化しているとしています。(編集:紀錦玲)1150715

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  • 出典:中央社 CNA
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