(中央社記者 張謙 香港16日電)香港では昨日、国家保安関連の法律に違反した疑いで、2つの書店が警察に捜索された。今年上半期に捜索された2店を含め、今年に入ってすでに4つの書店が同様の容疑で捜索されている。
警察の国家安全維持部門は昨日、旺角にある「留下書舍」と「田園書屋」の両方を同時捜索した。後者は1976年から営業を続けており、香港や台湾の文学、歴史、哲学書などを専門に扱う、地元で知名度の高い独立書店である。
独立書店とは、大手の書店チェーンに属さず、個人または少数のグループによって運営されている店舗を指す。
複数のメディアの報道によると、警察は昨日の捜索で多数の段ボール箱を押収し、合わせて5人を逮捕した。
報道によれば、捜索は海外から送られた「扇動的意図」を持つ書籍の所持に関連している。具体的には、香港特別行政区政府、司法機関、執行機関への憎悪をあおるものとされる。問題視された出版物には、台湾の出版社から出た『唯紅花綻放:習近平時代の認同與歸屬』が含まれる。
今年3月には、地元の「一拳書館」が『黎智英伝』を販売したことで、国家保安関連条例の扇動罪に違反した疑いで捜索され、責任者の龐一鳴氏と従業員が国家安全維持部門に逮捕された。
『黎智英伝』は、壹傳媒の元取締役である祈福德氏が執筆したもので、この書籍は「事実を無視して黎智英が外国勢力と結託し国家の安全保障を脅かす犯罪行為を美化している」と批判されている。また、香港の司法関係者を「攻撃」し、黎智英の勾留に関する政府の措置を「中傷」しているほか、「意図的に香港と中国本土を貶め」、香港市民に対して「浸透・扇動」する目的があるとされている。
先月には、別の独立書店「獵人書店」も国家保安法違反の疑いで捜索され、責任者が逮捕された。
警察はその後、同書店が「扇動的意図を持つ物品」を展示し、「扇動的意図を持つ出版物」を販売していたと指摘した。内容には、香港特別行政区政府、司法機関、執行機関への憎悪をあおるものがあるとしている。
また、書店の責任者は「外国の政治組織から複数回の資金送金を受け取っていた」とも警察は主張している。(編集:周慧盈)1150716
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- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース