台北市の蒋万安市長は昨年、全国に先駆けて地下管状滞留施設工程「敦化北路貯留施設」(敦北地下大排)を推進することを発表しました。地下鉄のシールド工法(潜盾工法)を用いて貯留管を建設し、豪雨時に第一段階の緩衝機能を発揮させる計画です。

台北市工務局水利工程処は本日プレスリリースを発表し、敦北地下大排工程の入札において選定および決裁作業が完了し、翔益営造工程有限公司が落札したことを明らかにしました。工事は7月に着工し、2029年(民国118年)末に完了する予定です。

水利処の説明によると、この工程の経費は約17億台湾ドルで、敦北公園から南へ南京東路まで延びています。内径6.1メートル、長さ1,117メートルの貯留管を設置し、総量3.2万トン、標準的な競泳用プール約16基分の容量に相当する雨水貯留スペースを提供します。これにより、当該地域の排水能力を効果的に向上させ、都市の防洪体系をさらに強化します。

水利処は、この工程は日本の東京外郭放水路の経験を参考にし、シールド技術を用いて地底約20〜35メートルの箇所で施工すると述べています。地表の交通流や周辺の商業活動を妨げず、地上の休憩スペースを維持したまま開削し、周囲の排水体系を連結します。これは地下の「低侵襲手術」のようなものであり、完工後は都市の降雨許容能力と災害後の復旧速度を向上させるだけでなく、防災の新たなランドマークとなるでしょう。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:Event
  • 製品・サービス:Underground reservoir facility / Flood control infrastructure