台湾彰化地方裁判所の民事判決書によると、遺族は、清掃員の黄被告が112年(2023年)1月27日夜、ゴミ収集車を運転して左折しようとした際、すでに対向車線から交差点に進入していた直進車を優先させる注意を怠り、漫然と左折したため、交差点をバイクで通りかかった鄒(ゾウ)さんと衝突したと主張している。鄒さんは頭蓋内出血などの負傷を負い、鑑定により極重度の身心障害と認定され、同年、彰化地裁によって後見開始の審判が確定した。
遺族は、ゴミ収集車の運転手が職務執行中に過失により事故を起こし、鄒さんに怪我を負わせたため、公所(役場)は法律に基づき国家賠償責任を負うべきだと主張した。
法官の審理により、黄被告が事故の主な原因であると認定された。一方で、鄒さんは無免許運転であり、黄信号の終わりに交差点に進入し、前方の状況への注意を怠ったとして事故の副次的原因とし、双方の過失状況を総合的に判断した結果、黄被告が賠償額の6割、鄒さんが4割の過失割合を負担すると判定された。
彰化地裁は、鄒さんが重大な障害を負ったことで、夫と子供は深刻な精神的打撃を受け、今後、以前のように家族の団らんを共有したり、鄒さんと意思疎通を図ったりすることが困難になり、さらに長期にわたる重い介護責任を負わなければならないと言及。和美鎮公所に対し、鄒さんとその夫、2人の子供への医療費、看護費用、慰謝料など、合計410万台湾ドル余りを支払うよう命じた。本案は控訴可能である。(編集:李亨山)1150408
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:事故/訴訟
- 製品・サービス:ゴミ収集サービス