屏東県野鳥学会の呉正文理事長は本日、中央社の記者に対し、今年3月末に野鳥観察者が福安宮周辺の車城共融遊具広場で、2羽のイエスズメが在来種のスズメと混ざって活動しているのを目撃したと語った。現在は繁殖期に入っているため、わずか2羽であっても軽視することはできない。野鳥観察者に追跡と観察の協力を求めており、巣を見つけてこそ対処が可能になる。そうでなければ繁殖するだけでなく、在来種のスズメと交雑する可能性もあるという。

呉正文氏によると、スズメは一般的な鳥類であるため、野鳥観察の際に特別に注目されることは少なく、スズメと外見が似ている外来種のイエスズメを見落とす恐れがあるという。野鳥観察者に対し、最近福安宮付近でスズメを見かけた際はその特徴に特に留意し、イエスズメを発見した場合は屏東県野鳥学会、屏東県政府農業処に通報するか、eBirdにアップロードして、関連機関に対処を求めるよう呼びかけている。現在、農業処は21日に車城へ赴く予定をしており、巣が発見されれば撤去を行う。

呉正文氏は、県政府が2024年に福安宮で11個の巣を撤去し、当時はオス2羽、メス9羽、ヒナ6羽を捕獲したことに言及した。イエスズメは一夫一婦制で繁殖するため、依然としてオス9羽、メス2羽が捕獲を逃れていると推測される。昨年10月にも野鳥観察者からの通報があり、恒春の五里亭空港北側でオス1羽、メス2羽が発見されている。

中華鳥会の情報によると、イエスズメはヨーロッパ、中央アジア、南アジアからインドシナ半島を原産とし、しばしば船に乗って「世界一周」をしており、現在は南北アメリカ、アフリカ、オセアニアなどに広く侵入・拡散している。イエスズメは台湾の在来種のスズメと同様に、主に人工建造物の隙間を利用して巣を作るが、体長は在来種のスズメより約10%大きく、巣作りの場所や餌の競争において優位性を持つ。イエスズメが台湾で定着に成功すれば、在来種のスズメの本来の空間や資源が圧迫されることは必至である。

イエスズメは体長がスズメよりわずかに大きいだけでなく、羽の色にもいくつか違いがある。eBirdの関連情報によると、オスの頭頂部の羽は灰色で、メスは全体的に淡い褐色をしており、淡黄色の眉斑がある。(編集:謝雅竹)1150410

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:環境|生態
  • 原文内の日付:1150410