「花緑青(はなろくしょう)の咲くころ(花綠青綻放之時)」は、「君の名は。」や「言の葉の庭」で美術設計を務めた四宮義俊氏が、10年の歳月をかけ、脚本・監督・美術監督を兼任した初の長編アニメーション映画である。宮崎駿氏や新海誠氏に続き、世界3大国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた日本のアニメーションとしても注目されている。
取材に応じた四宮義俊氏は、台湾到着後に牛肉麵を食べたと語った。建物をこよなく愛しており、特に日本統治時代の建築には並々ならぬ関心があるという。「宿泊先のホテルの近くがちょうど総統府だったので、深夜3時まで総統府付近を散策していました。ずっと写真を撮っていたので、衛兵に厳しく注意されたり、怒られたりしないかとても心配でした」と明かした。
「花緑青の咲くころ」は今年、ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選出された。四宮氏は、ベルリンでの上映時にヨーロッパの観客と日本の観客の違いに気づいたという。「日本での上映では、観客はエンドロールが終わってから声を上げますが、ヨーロッパでは映画が終わった瞬間に観客が議論を始めます。それは非常に特別な一面でした」
AIの衝撃に直面し、四宮氏は、ある日子どもがアニメを見ていて、ふと「これは人が作ったんだね!」と言ったエピソードを披露した。子どもが関心を持っているのは「人間が何を成し遂げられるか」であることに気づかされたという。「もちろん、AI世代に対して迷いはありますが、私たちが真に関心を向けるべきは、このような状況下で人間がまだ何ができるかということだと思います」と語った。(編集:謝雅竹)1150410
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:イベント
- 関連組織:金馬奇幻影展(金馬ファンタスティック映画祭) / 柏林影展(ベルリン国際映画祭)
- 製品・サービス:映画『花緑青綻放之時(花緑青が咲く時)』