北京で今日、「2026北京亦荘ハーフマラソン兼ヒューマノイドロボットハーフマラソン」が開催された。今年のヒューマノイドロボット部門の参加数は昨年の5倍(昨年は20組)に増加。中国の13以上の省から105組のチームが参戦し、300台以上のヒューマノイドロボットが1.2万人の人間ランナーと共に競い合った。

今年の大会では、コース環境やルールが全面的にアップグレードされた。コースは全長21キロメートルを超え、90度の急カーブや下り坂の区間も含まれている。人間選手とロボット選手は別々のレーンに分かれ、号砲と共に人間選手が一斉にスタート。一方、ロボットは30秒間隔で順次スタートし、各ロボットの後方には競技をサポートする伴走車が配置された。

マラソンは午前7時30分に定刻通りスタートした。ロボットが飛ぶような速さでコースを駆け抜けると、隣のレーンの人間選手から驚きの声が上がった。故障頻度が高かった昨年の大会に比べ、今年のロボットたちのパフォーマンスは格段の進歩を見せた。

マラソン愛好家の尹さんは、「今回のロボットの走りは凄まじく、想像を超えていた。ロボットが人間のように走れるとは知らず、深い感銘を受けた。来年はぜひ人間とロボットが共に走る機会があればいい」と語った。ロボットの進歩に対する期待について尹さんは、今日のハーフマラソンを見て「新しい可能性」を感じたと述べた。

北京の大学に通う賀さんと文さんも観戦に訪れた。賀さんは「ロボットの大会を見るのは初めてだが、中国の技術開発のスピードは非常に速く、前回より状況がずっと良くなっている」と感想を述べた。文さんは「今年のロボットはバランス制御が非常によくできている」と評価した。

今年優勝したのは、斉天大聖チームのロボット「閃電(ライトニング)」だ。この自律走行ロボットは50分26秒(ネットタイム)という記録でトップに輝いた。「閃電」は身長169センチで、外観はメカ風のデザイン。紹介によると、その核心的な競争力はスピードと爆発力にあるという。

また、最初にフィニッシュラインを越えたのはリモートコントロール部門の絶影赤兔チームで、使用されたロボットも同じく栄耀の「閃電」だった。走行速度は全行程でほぼ7m/sを超え、完走ネットタイムは48分19秒だったが、加重後の完走タイムは約57分となった。

競技規則により、自律走行部門とリモートコントロール部門は同じ舞台で競い、それぞれの成績に1.0と1.2の加重係数を掛けて算出される。そのため、リモートロボットが先にゴールしたものの、係数調整の結果、最終成績では自律走行ロボットに及ばないという結果になった。

人間選手の部では、男子1位が1時間7分47秒、女子1位が1時間18分6秒だった。

新京報の報道によると、ロボットの記録は人間のハーフマラソン世界記録である56分42秒を上回った。これは、ヒューマノイドロボットの長距離走行能力が歴史的な突破口を開いたことを意味している。

今年のコースは、北京亦荘科創17街をスタートし、南海子公園をゴール地点とし、通明湖公園や国家信創園などを経由した。

中国の「十五五」(2026〜2030年)計画ではヒューマノイドロボットの発展に重点を置いており、この大会は技術の成熟度、特に運動能力をテストし展示する意義がある。大会前の「試走」段階では、ロボットが白線に足を取られてバランスを崩し、パーツを散乱させて転倒し、最終的にスタッフによって担架で運ばれる様子がSNSに投稿される場面もあった。(編集:張淑伶)1150419

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
  • 関連組織:新京報(メディア)
  • 原文内の日付2026年から2030年(第十五次五カ年計画)
  • 製品・サービス:ヒューマノイドロボット / 自律走行ロボット「閃電」