台湾警察庁の統計データによると、昨年の飲酒運転等の取り締まり件数は5万6303件でした。内訳は自動車が28%、バイクが51%、自転車や電動アシスト自転車、小型電動二輪車を含む「低速車」が21%となっています。また、飲酒検知拒否は全体の15%を占め、送検者3万848人のうち、女性が11%、男性が89%という結果でした。
前年と比較すると、全体では696件(+1.25%)増加しました。車種別では、自動車(1万5664件、-7.6%)とバイク(2万8510件、-8.86%)は減少したものの、低速車(1万2095件)は前年比で4758件(+64.85%)もの大幅な増加となりました。自動車とバイクの飲酒運転件数は過去3年間で最少を記録した一方、低速車は過去3年間で最多となっています。また、低速車の飲酒検知拒否件数も4046件となり、前年の2746件から39.9%増加しました。
警察庁は、過去5年間の統計で見れば飲酒運転の件数や事故による死傷者数は年々減少しており、対策に一定の成果が出ていると評価しています。しかし、法律の改正により罰金が引き上げられてきたにもかかわらず、処罰を免れようとあえて低速車を移動手段に選ぶケースが後を絶ちません。
これを受け、警察庁は昨年8月より飲食店やカラオケ店周辺など、飲酒運転が発生しやすいエリアや時間帯での取り締まりを強化しています。今後、さらに低速車の飲酒運転を抑制するため、交通部に対して関連法の改正を提案する方針です。具体的には、低速車の検知拒否に対する罰金区分を調整し、自動車やバイクとの罰金額の差を縮めることで、違反の抑止力を高めたい考えです。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査
- 製品・サービス:飲酒運転取り締まり