台湾民衆党が昨年7月に民進党本部前で開催した集会において、当時同党の立法委員を務めていた林國成氏が頼清徳総統を罵倒した疑いで告訴され、台北地方検察署は今年2月12日、刑法の公然侮辱罪で林氏を起訴し、厳罰を求めていた。
本日の公判において、林氏は自身の発言を認めつつも無罪を主張した。風害による被災者の苦境や政府の対応に対する怒りに加え、当日の集会で聴衆から罵声が飛んだことに感情が高ぶり、つい口走ってしまったと説明した。また、最初の罵倒の後は台湾語の「ネクタイを締める(打領帶)」という表現を使っただけであり、総統への侮辱意図はなかったと弁解した。
裁判官からなぜ途中で言葉を変えたのかと問われると、林氏は「打領帶」こそが自身の譲れない一線であり、群衆に同調して過激な発言を続けることは避けたと語った。弁護側は、憲法裁判所の判決を引用し、政治的な文脈での発言は公共の利益に関連するものであり、言論の自由としてより強く保護されるべきだと主張した。また、過去の事例を挙げ、粗野な表現であっても公共の関心事である場合は無罪とされる可能性があると強調した。
弁護団は、仮に有罪と判断される場合でも、林氏がFacebookで二度にわたり謝罪を公表している点などを考慮し、減刑を求めた。結審にあたり、裁判官が罰金1000台湾ドルの支払いで罪を認めるかを確認したところ、林氏は公共の議題に対する批判であるとの立場を崩さず、判決を仰ぐ意向を示した。判決は5月5日午後2時25分に言い渡される。
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- 出典:中央社 CNA
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