●原油価格高騰の影響でキャセイパシフィック航空と香港エクスプレスが5月中旬から6月末まで減便へ 香港のキャセイパシフィック航空とその傘下の香港エクスプレスは本日、燃料価格の急騰に対応するため、5月中旬から6月末にかけて減便を行うと発表した。キャセイパシフィックは全体の旅客便の約2%を削減する予定で、主に短距離路線および香港とオーストラリア、南アジア、南アフリカを結ぶ路線が対象となる。減便期間は5月16日から6月30日までで、香港エクスプレスは5月11日から6月30日までとなる。キャセイ側は「コスト上昇圧力を緩和するためのやむを得ない最終手段」と説明しており、燃油サーチャージの調整だけでは追いつかない現状を明かした。一方、香港エクスプレスは旅客便の約6%をキャンセルし、対象となる乗客には代替便を順次案内するとしている。

●ウクライナ農業が新たなエネルギー危機に直面 ウクライナ中部で農場を営むニコラ・マリエンコ氏は、肥料価格の高騰と、1200ヘクタールの農地で収穫を行うためのディーゼル燃料確保の困難に直面している。イラン情勢の緊迫化により燃料価格が倍増したことで、同氏の生産コストは少なくとも10〜15%上昇する見通しであり、紛争が長引けば最大60%に達する恐れがある。ロシアとの戦争が続く中でも重要な穀物生産国であるウクライナにとって、エネルギーコストの増大は食料供給にも大きな影を落としている。

●ホルムズ海峡の封鎖が海運を直撃、インドコーヒーが西アジア市場を失う懸念 米イラン紛争とホルムズ海峡の封鎖により、インドのコーヒー産業は中東市場の約80%を失うリスクに直面している。インドコーヒー輸出協会のラメシュ・ラジャ会長は、輸送の遅延やルート変更、運賃の倍増により、利益が大幅に圧迫されていると指摘。運賃の高騰分を価格に転嫁することも難しく、輸出業者にとって極めて厳しい状況が続いている。

●フィリピンの屋台グルメにも波及、LPG価格高騰が市民の食卓を直撃 フィリピンでは中東紛争を背景とした液化石油ガス(LPG)価格の急騰が、庶民の食事に影響を与えている。牛肉の煮込み料理「パレス」を販売する露天商は、11キロ入りのガスボンベ価格が870ペソから1600ペソへ倍近くまで高騰したことで、売値の値上げを余儀なくされている。しかし、値上げをすれば客離れを招くというジレンマに陥っており、小規模な食文化を支える業者の生活が脅かされている。

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  • 出典:中央社 CNA
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