中央社(台北16日)米イラン間の停戦延長および和平合意への期待が高まる中、金融市場は楽観ムードに包まれ、台湾の株式と為替は連動して上昇しました。海外からの資金が大量に流入し、新台幣は対米ドルで一時31.5元台を回復。これを受け中央銀行が調整を強化し、終値は9.4銭高の31.556元となりました。台北および元太外国為替市場の合計売買高は36億9,800万米ドルに達する大商いとなりました。
米イラン両国が停戦を2週間延長し、戦争終結のための交渉時間を確保するとの報を受け、米株主要指標が史上最高値を更新。台湾株もこれに追随し、取引時間中には3万7135.55ポイントを記録、終値も409.88ポイント高の3万7132.02ポイントと、史上最高値を塗り替えました。
リスク選好の動きが強まり、外国人投資家は本日も台湾株を440億700万台湾元買い越し、3日連続の買い越しとなりました。これが新台幣の上昇を後押しし、寄り付きは31.61元だったものの、一時は31.517元まで値を上げました。
為替ディーラーは、外国人による連日の大量買いが為替の上昇圧力となったと指摘。中央銀行は急激な上昇を嫌い、市場に直接介入して調整を図りました。また、輸入業者によるドル買いも重なり、終値は1か月半ぶりの高値水準となりました。
中東情勢の不透明感から長らく軟調だった新台幣ですが、地政学リスクの緩和と米ドル安を受け、急速に値を戻しています。ディーラーは、新台幣がアジア通貨の中でもトップクラスの上昇幅を見せていると分析しており、今後の動向は中東情勢のさらなる進展と、外国資金の流入継続に左右されると見ています。
中央銀行の統計によると、ドル指数は0.03%下落。アジア通貨も総じて上昇基調にあり、新台幣は0.3%上昇と、主要アジア通貨の中で最も強い上昇を見せました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:financial