中央通信
(中央社記者 游凱翔/台北18日)台湾海軍陸戦隊(海兵隊)は、両棲作戦の効率を高めるため、新型タクティカルベストの研究開発・改良を完了し、最近、換装を開始した。新型ベストは「渡河生存」と「上陸作戦」の特性を備え、短く薄いレーザーカット設計を採用することでフィット感を向上させ、重量を軽減した。MOLLEシステムの採用により携行の柔軟性が増し、任務遂行時の快適性、防護性、高い適応性を両立させている。
中国による近年の台湾への言論・軍事的威嚇に対し、国軍は国産装備の開発や海外からの調達を継続するほか、潜在的な脅威に対応するため訓練の強化や制度改革を進めている。最近、国民国防のイベントで海兵隊の隊員が、より薄い防弾タクティカルベストを着用しているのを鋭い市民が発見した。ショルダーストラップの幅と脇腹の受面が縮小され、胴体により密着するだけでなく、着用した隊員の動きもより機敏に見えるようになった。
関係者によると、このタクティカルベストは海兵隊の研究改良チームが自らの戦術特性に合わせて独自に開発したもので、軍備局に製造を委託し、最近、海兵隊の全隊員への配備が完了した。
新型タクティカルベストの設計理念、改良点、および期待される作戦効果について、海兵隊は中央社の取材に対し、作戦環境や任務形態の変化に適応するため、海兵隊の新型タクティカルベストの改良点は「渡河生存」と「上陸作戦」の両方の能力を兼ね備えていることだと述べた。これにより、両棲環境下で装備が負担やリスクにならないようにし、「高い適応性」と「高い機動性」を中核に、モジュール化設計を通じて、将来の迅速な突撃や変化の激しい戦場任務のニーズに対応する。
「渡河生存」と「上陸作戦」の側面について、海兵隊はさらに、タクティカルベストにクイックリリースシステムを採用し、緊急脱出のニーズに対応していることを指摘した。また、パーツの接合部にはレーザーカット設計(原材料を直接レーザーで切断し、余分な材料を増やさない手法)を採用し、軽量化を実現した。
「高い適応性」と「高い機動性」の側面について、海兵隊は、タクティカルベストの各部をセット化し、個人の体型に合わせて着用や消耗部品の交換ができるようにしたほか、任務の特性に合わせてアクセサリー選択の柔軟性を高めたと説明した。
また、広域増援や警戒監視などの任務に対応するため、防弾プレートの接合部はカバー設計となっており、隊員が長期間着用する際の快適性を高めている。腰帯(カマーバンド)にはMOLLEシステムが拡張され、任務のニーズに応じてライフルマガジンポーチ、手榴弾ポーチ、ピストルマガジンポーチ、グレネードポーチなどの携行数を増やすことが可能となっている。
新型タクティカルベストの改良スケジュール、生産数、および配備計画について、海兵隊は、プロジェクト全体は2020年(民国109年)に開始され、約4年をかけて2024年(民国113年)に改良が完了し、昨年軍備局に製造を委託したと述べた。最近、海兵隊員の換装が完了する予定で、今後は在庫状況を見ながら年次ごとに補充していく計画だという。(編集:翟思嘉)1150418
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