米国とイスラエルが2月下旬にイランへの攻撃を開始して以来、イランはエネルギー動脈であるホルムズ海峡(Strait of Hormuz)を事実上封鎖し、国際原油価格は急騰している。
国連安全保障理事会(Security Council)の年次輪番議長国であるバーレーン(Bahrain)が主導するホルムズ海峡議案は、中国やロシアなどの反対を避けるため、協議過程で複数回修正されてきた。
ロイターが入手した最新版によると、武力行使を明確に認める条項はすべて削除された。
新草案は、「ホルムズ海峡の商業航路を利用する意思のある国に対し、航行の安全を確保するため、実際の状況に合わせた防衛的措置を協調して講じることを強く奨励する」と明記している。
文中では、「護衛貨物船や商業船」を含むこと、また「ホルムズ海峡の海運を妨害または閉鎖するいかなる行為も抑止する」ことを支持していると指摘されている。
外交官によると、「骨抜き」にされた議案は可決される可能性が高いが、安保理の15の加盟国のうち、決議案は少なくとも9票の賛成が必要であり、かつ5つの常任理事国(英国、中国、フランス、ロシア、米国)がいずれも拒否権を行使しないことが規定されているため、依然として不確実性がある。
バーレーンが最初に2日に提出した草案は、商業航運を保護するために「あらゆる必要な防衛手段」を授権するもので、湾岸アラブ諸国と米国から支持を得ていたが、3日と4日の会議で、草案の採決手続きは繰り返し延期された。
中国は2日、武力行使の授権提案に反対し、「違法な無差別な武力行使を合法化するものであり、情勢をエスカレートさせ、深刻な結果を招くことは避けられない」と述べた。
イランは6日、戦争を完全に終結させたいと表明したが、ホルムズ海峡の再開を求める圧力は拒否した。
米国大統領トランプ(Donald Trump)は、イランが設定期限である7日夜までに合意に達しなければ、「破壊される」と警告した。
中国の王毅外相は5日、ロシア外相との電話会談後、中国は安保理でロシアと引き続き協力し、中東情勢の沈静化に努める用意があると述べた。
王毅氏は、ホルムズ海峡問題の根本的解決は、早期停戦の達成であると指摘した。
ロイターの報道によると、ホルムズ海峡を経由して輸送される石油の世界最大の購入者は中国である。(編訳:紀錦玲)1150407
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- 出典:中央社 CNA
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