【中央社】台湾映画界の重鎮であり、金馬奨終身成就賞を受賞した撮影監督・頼成英氏が18日、95歳で逝去した。中華民国電影撮影協会(映画撮影協会)の呂俊銘秘書長は自身のFacebookに二人の写真を投稿し、「頼さん、永遠にあなたを偲びます」と哀悼の意を表した。

1931年台中生まれの頼氏は、中央電影公司(中影)の前身である農教電影公司が育成した、台湾映画界における第一世代の技術者である。1950年代に映画界に入り、撮影助手、撮影監督、そして監督へとキャリアを積んだ。また、日本へ派遣されカラー撮影や現像技術を学び、当時の最先端技術を台湾へと持ち帰った。

1963年、『街頭巷尾』の撮影を機に李行監督との長期的な協力関係が始まり、『養鴨人家』、『群星会』、『秋決』で金馬奨最優秀撮影賞を3度受賞。2022年には金馬奨終身成就賞の栄誉に輝いた。当時91歳だった頼氏は授賞式で「年齢を重ね体力は衰えたが、皆と同じく映画を心から愛している。これからも皆と共に映画のために歩み続けたい」と語っていた。

頼氏の逝去は台湾の映画業界や多くのファンに衝撃を与えた。呂俊銘秘書長は、本日未明に映画撮影協会のグループチャットを通じて訃報を受け取ったことを明かした。呂氏によると、頼氏は37年前に華慧英撮影監督と共に同協会を創設し、集まりの際には後進の撮影監督たちへ自身の技術や知識を惜しみなく共有し、大きな影響を与えたという。

呂氏は「昨年、頼さんの自宅を訪問し、今年初めにもLINEで連絡を取り合っていた。頼さんの逝去はあまりに悲しく、永遠に心に留めておきたい」と語った。今回の訃報を受け、国家電影及視聽文化中心(TFAI)の元理事長である藍祖蔚氏らもSNSを通じて追悼の意を捧げている。

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  • 出典:中央社 CNA
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