【中央社】台中・大甲鎮瀾宮の媽祖による「9日間8夜」の巡礼行事が20日午後、嘉義県新港に到着した。沿道は媽祖を一目見ようと集まった大勢の市民で溢れかえった。嘉義県の翁章梁県長は「媽祖こそが台湾人の心を団結させ、人々の隔たりを消し去ることができる」と述べた。

巡礼に同行する信者らは20日午前から新港郷に入り、沿道の住民らが提供する焼きそば、草仔粿(草餅)、スイカ、ちまき、豆花(トウファ)などの差し入れを受け、体力や水分を補給した。午後1時55分、媽祖の神輿が新港郷の崙子橋に到着し、翁章梁県長や前県長の陳明文氏、新港奉天宮の何達煌董事長らが出迎えた。歌手の任賢斉(リッチー・レン)氏も神輿の担ぎ手として現れた。

翁県長は挨拶で、今回の巡礼のテーマである「善」に触れ、媽祖が台湾の混乱を鎮め、世界平和をもたらすよう祈願した。大甲鎮瀾宮の顔清標董事長は、彰化での遅延により神輿の下をくぐれなかった信者に対し、復路で再び機会を設けると伝え、沿道の協力に感謝した。また、任賢斉氏は媽祖信仰が社会に前向きな力を与えていると語った。

新港奉天宮周辺では、20日午前10時から22日未明にかけて交通規制が敷かれた。嘉義県警察局および消防局は、合計688名の警備人員を動員して警備にあたっている。奉天宮側は、新港での媽祖受け入れが39年目を迎え、これまで一度も神輿の奪い合いなどの衝突が発生していないことを強調し、円滑な運営を期した。一行は21日午前に奉天宮で祝寿大典を執り行った後、鎮瀾宮への帰途に就く予定である。

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  • 出典:中央社 CNA
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