中央通信
(中央社記者 王朝鈺 宜蘭20日電) 宜蘭県の張姓の男は91歳の母親と同居し、母親の死亡を隠して敬老年金を不正に受給した疑いが持たれている。検察官による再聴取の後に勾留が請求されたが、裁判所は保釈金なしでの釈放を決定した。しかし検察側は、張容疑者が長年にわたり他人の訪問を妨害していたことから、すでに証拠隠滅の事実があると考え、本日抗告を提起した。
宜蘭県政府警察局羅東分局は先日、羅東鎮に住む母親と数年間連絡が取れず、何度も訪問したが同居する弟の張容疑者に拒否されたという家族からの通報を受けた。警察は宜蘭地方検察署の林禹宏検察官に指揮を要請し、16日夜に捜索令状を持って住居を訪れたところ、張姓の女性がすでに死亡して長期間経過しているのが明らかに確認された。
検察と警察の調べによると、張女性には近年医療機関の受診記録がなく、毎月の敬老年金は同居する息子の張容疑者が郵便局で引き出しており、張容疑者が20万台湾元以上の敬老年金を不正受給した疑いが持たれている。張容疑者を拘束・尋問した後、検察官は張容疑者が文書偽造や詐欺などの重大な罪を犯した疑いがあり、反復実施および証拠隠滅の恐れがあると認定し、宜蘭地方法院に接見禁止を伴う勾留を請求した。
裁判官による尋問の結果、全容はすでに明らかになっており、張容疑者が詐欺を反復して実施する恐れはないと認定された。また、本件は家族の通報が発端であり、家族が長年張容疑者と連絡を取っていなかったことから、張容疑者による口裏合わせの恐れはないとして、保釈金なしでの釈放が決定された。
しかし、検察側は、近年、家族や福祉関係者、警察官、里長、さらには敬老の祝い金を贈呈するために訪問した羅東鎮の呉秋齢鎮長までもが、張容疑者によって門前払いされていたことから、張容疑者にはすでに証拠隠滅の事実があると考え、裁判所の決定に対して本日抗告を提起した。(編集:張雅浄)1150420
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- 出典:中央社 CNA
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