台湾の中央通信社によると、国民党所属の高橋市議会議員、邱于軒氏の夫で「大発食材行」の代表を務める張簡正偉氏が、取扱商品のシイタケやゴマの産地表示を偽装した疑いで検察・警察の捜査を受けていることが明らかになりました。大発食材行側は、表示ミスは行政規制の矛盾に起因するものであり、司法の調査に全面的に協力すると表明しています。
報道によると、同社は昨年11月、高雄市内のレストランや学校に対して、実際には中国やベトナムから輸入したゴマやシイタケを「台湾産」と表示して販売していた疑いが持たれています。高雄地方検察署は、衛生局からの通報を受けて捜査を開始。今年3月4日に家宅捜索を行い、張簡代表を召喚しました。同氏は5万台湾ドルの保釈金を納めて保釈されており、現在も事実関係の解明が進められています。
これに対し、大発食材行は声明を発表し、2024年に台湾食品薬物管理署(TFDA)の指導を受けた際、システム上で自社を「製造業者」として登録するよう指示されたと説明しました。この行政指導を誤って解釈し、製造加工地を「台湾」と記載すべきだと判断したとし、同様の認識不足は同業界でも散見されると主張しています。また、同社は詐欺の意図を否定し、産地表示にかかわらず販売価格や品質は一貫しており、劣悪な品を混ぜるような不正行為は一切ないと強調しました。
邱于軒市議はメッセージを通じ、騒動を引き起こしたことについて謝罪した上で、「食の安全を最優先とし、事実に基づいた対応を支持する」と述べました。また、今回の問題は悪意ある欺瞞ではなく、行政手続き上の認識の誤りであると説明し、誤解があったのであれば誠実に対応する姿勢を示しました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査
- 製品・サービス:芝麻(ゴマ)