台湾のバリスタ、林紹興(リン・シャオシン)氏が、米国サンディエゴで開催された「2026年ワールド・ラテアート・チャンピオンシップ(WLAC)」において、世界各国の代表を抑えて優勝しました。台湾コーヒー協会は20日、帰国した林氏を招いて記者会見を行いました。
林氏がラテアートに目覚めたきっかけは、かつて民宿で管家として働いていた際、宿泊客から「ホットミルクティーを飲みたい」と頼まれたことでした。当時ミルクの泡立て方がわからずYouTubeで調べたところ、偶然ラテアートの動画を目にし、その美しさに魅了されたといいます。それ以来、自ら試行錯誤を繰り返し、この道にのめり込みました。
今大会で林氏は、初戦でアライグマとフレンチブルドッグ、決勝ではアライグマ、キリン、レッサーパンダといった動物をモチーフにした高難度のデザインを披露しました。特に決勝では、キリンが餌を食べる姿を首の角度や頭部の細部まで緻密に表現し、高い評価を得ました。
準備期間は4ヶ月で、連日午前から夕方まで毎日100杯以上のコーヒーを淹れ続けるという猛練習を積みました。過去2回の世界大会ではいずれも3位でしたが、今回ついに悲願の優勝を果たしました。「ミルクの脂肪分や原材料の変化が仕上がりに与える影響を深く研究し、追求し続けた結果」だと林氏は語ります。
林氏のラテアートのインスピレーションの源は、幼少期の動物園での楽しい記憶です。彼は「動物のラテアートは人々に温かい気持ちを届けてくれる」と語り、自身の作品が他のバリスタに良い影響を与え、情熱を分かち合えることに大きな喜びを感じていると述べました。
台湾コーヒー協会の呉怡玲理事長は、ラテアートはエスプレッソコーヒーを芸術の域にまで高めたものであり、ミルクの泡の質感、厚み、粘度など、極めて高度な技術が求められると選手たちを称えました。
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- 出典:中央社 CNA
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