カナダ最大の10キロロードレース「バンクーバー・サンラン(Vancouver Sun Run)」が19日に開催され、バンクーバーの台湾系住民や駐バンクーバー台北経済文化弁事処が再び「台湾チーム」を結成して参加しました。このイベントを通じ、健康と包容性を訴えるとともに、台湾の世界保健機関(WHO)加盟に対するカナダの支持を呼びかけました。
当日は好天に恵まれ、駐バンクーバー弁事処の関係者や現地の台湾系団体など60名余りが集まりました。スタート前には「WHO+TAIWAN」や「Chip in with Taiwan Health for all」といったスローガンを掲げ、多くのランナーに台湾のWHO参加の意義を伝えました。1985年に始まったこの大会は、毎年5万人以上が参加するカナダ最大規模のレースです。
駐バンクーバー弁事処の劉立欣処長は、「『WHOへ走り込む』ことが我々の最終目標です。健康と包容性を尊ぶこの場で、台湾が医療・健康分野で世界に貢献していることを知ってもらいたい」と述べました。劉処長は、台湾のC型肝炎対策がWHOの2030年目標を5年前倒しで達成した実績や、遠隔医療の推進、ウイルスのゲノム解析共有、ワクチンの技術ライセンス供与など、台湾によるグローバルな保健衛生への具体的な貢献例を挙げました。
初参加した移民の林国輝さんは、「WHOは世界の人々の健康を守るための組織であり、誰もが平等な権利を持つべきだ。カナダにはぜひ台湾の加盟を支持してほしい」と語りました。また、8回目の参加となる大温哥華僑界聯合会の蔡安惠主席と息子の呉昱廷さんは、国際組織への加盟を目指す台湾の険しい道のりをマラソンに重ね、「諦めずに走り続ければ、必ず成果が得られるはずだ」と期待を寄せました。
GTMAカナダ・グローバルヘルス協会の邱麗蓮会長は、「健康に国境はない。台湾を排除することは、世界の防疫ネットワークを損なうものだ」と強調しました。5月にスイス・ジュネーブで開催される世界保健総会(WHA)を控え、台湾側はカナダに対し、台湾のオブザーバー参加やWHOの技術会議への全面的な参画を支持するよう改めて強く求めました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:イベント
- 製品・サービス:医療貢献アピール / ロードレース参加