【中央社台北20日電】米国とフィリピンは本日、恒例の大規模合同軍事演習「バリカタン(肩を並べて)」を開始し、今回は日本の自衛隊も参加した。これに関し、中国外交部は、国家間の軍事安全保障協力は第三国を標的にしたり、その利益を損なったりするべきではないとの見解を表明した。

中国のメディア「澎湃新聞」によると、同日の外交部定例記者会見にて、中比・中日関係が緊張する中での日本自衛隊を含む演習参加について問われ、中国側の立場が質疑された。外交部の郭嘉昆報道官は、単独行動主義と軍事的覇権は世界に災いをもたらしており、アジア太平洋地域に必要なのは平和と安定であり、外部勢力を引き入れて対立を煽ることは望ましくないと回答した。

郭報道官はさらに、国家間の協力が地域の相互理解や平和を破壊してはならず、第三国を標的にしてはならないと強調。「安全保障面で互いに縛り合うことは、火遊びに等しく、かえって自らに跳ね返ってくるだろう」と強く警告した。

今回開始された「バリカタン」演習には、フィリピン軍が導入した最新鋭のミサイルシステムなどが投入される予定だが、米比両軍は特定の国を標的にしたものではないと強調している。フィリピン側の指揮官であるフランシスコ・ロレンソ氏は、演習場所はルソン島北部をカバーしているものの「台湾付近」ではないと説明した。しかし、フィリピン軍が公表した資料によると、今年の演習範囲は台湾を挟んで対岸に位置するバタネス諸島まで北上しており、地域の緊張が高まる中、各国の注目を集めている。

今年の演習には、フィリピン、米国、日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ニュージーランドの計7カ国が直接参加し、規模は1万7000人を超える。演習は5月第1週まで続く予定である。

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  • 出典:中央社 CNA
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