タイのシーハサック副首相兼外相は21日、ミャンマーの首都ネピドーを訪問し、ミン・アウン・フライン新大統領と会談する予定である。今回の訪問は、ミン・アウン・フライン氏が就任後にウィン・ミン前大統領を含む4335人の恩赦や、アウン・サン・スー・チー氏の減刑を発表したタイミングで行われる。
シーハサック氏は出発前、タイはASEANの「5点合意」を放棄しないとしつつも、ミャンマーで既に選挙が行われたという現実を直視する必要があると述べた。同氏は「ミャンマーに再選挙を求めることは現実的ではないが、対話や和解、暴力の抑制、人道支援の拡大といった前進を促すことは可能だ」と語り、この方針をミャンマー当局に伝える意向を示した。
2021年の軍事クーデター以降、ASEANはミャンマー軍事政権と「5点合意」を結んだが、目立った進展は見られていない。しかし、タイとミャンマーは2400キロに及ぶ国境を接しており、詐欺や麻薬、環境汚染などの喫緊の課題を解決するためには、ミャンマー当局との接触が不可欠であるとシーハサック氏は強調した。
タイ公共放送(Thai PBS)によると、シーハサック氏はミャンマーの選挙後、軍事政権から軍支援政権への移行期において、ミャンマーを訪問する初のASEAN指導者となる。ASEANは現時点でミャンマーの選挙結果を承認していないが、今回の訪問はタイによる新政府の事実上の承認と受け取られる可能性がある。
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- 出典:中央社 CNA
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