チェコ上院のミロシュ・ヴィストルチル議長は、5月31日から6月4日にかけて台湾を訪問し、政治対話や文化交流を行う予定です。ヴィストルチル氏は中央通信社の取材に対し、「台湾の友人たちと再会できることを非常に楽しみにしている」と語りました。また、今回は自身の訪台を記録したドキュメンタリー映画『私は台湾人だ』も携えていくとしています。

今回の訪台にあたり、ヴィストルチル氏は政府に専用機の提供を求めましたが、中国との通商関係を考慮した政府によって拒否されました。そのため、同氏はプラハから台北への民間直行便を利用する予定です。議長はこれについて「理解しがたい決定であり、台湾とのビジネスや学術交流を目指すチェコの企業や研究者に対する裏切りだ」と政府を強く批判しました。

同氏は、2020年の前回の訪台以来、両国の協力関係が大幅に進展したと強調しました。現在、半導体産業やデータセンター、人工知能などの先端技術分野でチェコと台湾の結びつきは強まっており、同氏はこれを「チェコの未来にとって極めて重要」と評しています。台湾からの投資は単なる利益だけでなく、高度な技術提供を伴う実質的なパートナーシップであるとし、中国が過去に約束した大規模投資がほとんど実現しなかった状況とは対照的だと指摘しました。

また、政府の決定は中国の顔色をうかがう「過度な配慮」によるものだと疑念を示し、「真の価値観に基づかない現実主義はあり得ない。安全保障や個人のプライバシーを軽視すべきではない」と訴えました。最後に同氏は、1989年以降の自由と民主主義というチェコの重要な資産を、短視眼的な政策で損なうべきではないと強く主張しました。

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  • 出典:中央社 CNA
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