【中央社】台湾の調査により、7歳から12歳の児童のうち、1日あたり推奨される「果物2皿分」を摂取できているのはわずか6.4%であることが明らかになりました。台湾小児感染症医学会は、栄養バランスが免疫システムの構築に不可欠であり、果物こそが6大栄養群の中で最も軽視されがちだが、改善が容易な免疫の鍵であると警鐘を鳴らしています。
衛生福利部の調査では、小学生の親でさえ推奨量を摂取しているのは5.9%に留まり、台湾全体では8割以上の国民が果物不足の状態にあります。同学会の邱政洵理事長は、果物不足が子供の免疫防衛ラインや成長、腸内免疫の不均衡を招く恐れがあると指摘しました。ビタミンCはリンパ球や食細胞の活性化に関与しており、不足すると感染症リスクが高まります。また、食物繊維は腸内免疫細胞を維持するための重要な要素です。
同学会の黄玉成常務監事は、免疫力を支える4大基盤の一つが均衡のとれた栄養であると強調しました。身体はひとつの巨大な工場のようであり、サプリメントだけで天然の食材の価値を完全に代替することはできません。黄氏はキウイフルーツを例に挙げ、ビタミンCや食物繊維、ポリフェノールが含まれ、免疫力向上だけでなく、便秘解消や腸内環境の改善、疲労回復にも効果があると説明しました。
董氏基金会の許惠玉主任は、「加工されたジュースで代用する」「太ることを避けるために果物を控える」といった誤解を正しました。市販のジュースは製造過程で食物繊維が失われ糖分が添加されることが多い一方、果物本来の形で摂取すれば血糖値の急上昇を抑えられ、適切な分量を選べば体重増加の懸念もありません。専門家は、キウイやグアバ、ミニトマトなどの栄養密度の高い果物を朝食に取り入れることで、一日の免疫防護と腸内環境の活性化を促すようアドバイスしています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査
- 製品・サービス:キウイ / グアバ