【リマ21日中央社】ペルーで今月12日に行われた大統領選挙の結果が未だ確定しない中、外部からの圧力が高まり、国家選挙プロセス局(ONPE)のピエロ・コルベット局長が21日に辞任しました。

ロイター通信によると、コルベット氏は自身のX(旧ツイッター)アカウントで辞表を公開しました。同氏は以前、開票プロセスにおける物流上の遅延は認めていたものの、不正行為については否定していました。

コルベット氏は辞表の中で、6月7日に予定されている決選投票を「より国民の信頼が得られる環境下」で行うためには、自らの辞任が「不可欠かつ避けられないもの」であると説明しました。また、未解決の諸問題については「公正かつ徹底した調査」が必要であるとの見解を示しました。

公式開票の遅れを受け、一部の候補者からは不正の疑いがあるとの指摘が相次いでおり、実業界や国会議員の間からもコルベット氏の退陣を求める声が上がっていました。なお、欧州連合(EU)の選挙監視団は先週、現時点で不正の証拠は見当たらないとの声明を出しています。

ペルーの選挙当局は20日から、記載漏れや集計ミスなど不一致のある数千枚の票に対する審査を開始しましたが、これにより最終結果の確定はさらに遅れる見通しです。保守派のケイコ・フジモリ候補が現在リードしていますが、6月の決選投票に進む対立候補はまだ決まっていません。

ペルー国家選挙評議会は、大統領選の最終結果は5月15日までに確定する見通しであることを明らかにし、Xを通じてコルベット氏の辞任を受理したと発表しました。

同国の公式開票作業は今月17日以降、ほとんど進んでいません。国家選挙プロセス局のデータ(約94%開票時点)によると、フジモリ氏の得票率は約17%。2位争いは、左派のロベルト・サンチェス議員と極右のラファエル・ロペス・アリャガ氏が、それぞれ約12%11.9%で激しく競り合っており、その差は約1万4000票と流動的な状況が続いています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:人事
  • 関連組織:ペルー全国選挙プロセス局 (ONPE)