中央通信社の報道によると、金門の民国初期における監獄建設の記録を刻んだ、100年以上の歴史を持つ「金門県新建監所碑記」が、このほど清代金門鎮総兵署の塀の横に再設置されました。金門県文化局は、今回の再設置を機に、金門の監獄の変遷や総兵署周辺の開発史に関する調査計画を策定しています。
民国初期に制作された「金門県新建監所碑記」と「金門県建築監所捐款題名(寄付者名簿)」の2つの石碑は、長らく倉庫に保管されていました。金門県文化局はこのほど、地元の職人と協力し、これらを総兵署の敷地内に設置しました。
金門県文化局の陳栄昌局長は取材に対し、石碑には金門が県に昇格した当初、監獄を新設した経緯や地元有力者による寄付の記録が記されていると説明しました。石碑は総兵署の倉庫に保管されていましたが、新型コロナウイルス流行期に整理を行った際に再発見されました。その後、金門歴史民俗博物館で一時保管されていましたが、館内のスペース確保に伴い、再び総兵署へ戻されることとなりました。今回は、将来の移設の可能性を考慮し、石碑を傷つけない鋼鉄製の支持架を用いて設置されました。
陳局長は、この碑文を通じて金門の過去や総兵署周辺の環境変遷を読み解くことができると述べています。今後は専門家と協力して監獄の変遷史を研究し、観光客向けの「後浦小鎮ナイトツアー」のガイド内容に盛り込むなど、歴史の物語性を高める工夫を行う予定です。
また、かつて記者だった陳局長は、白色テロの被害者から「総兵署近くで尋問を受けた」という証言を聞いた経験があると振り返り、「今回、調査が進めば、当時の監獄と歴史的出来事との関わりが明らかになるかもしれない」と期待を寄せました。
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- 出典:中央社 CNA
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