中央通信

(中央社アムステルダム22日総合外電報道)国際刑事裁判所(ICC)の控訴審裁判官は本日、同裁判所がフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ前大統領に対する管轄権を有すると裁定し、審理の取り消しと釈放を求める請求を却下した。ドゥテルテ氏は、数千人が殺害された「麻薬戦争」において中心的な役割を果たした疑いが持たれている。

ロイター通信によると、被害者の家族らはオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)の裁定を熱烈に歓迎した。ドゥテルテ氏(Rodrigo Duterte)は出廷しておらず、昨年3月に逮捕されて以来、国際刑事裁判所に勾留され続けている。

フィリピンは2018年に国際刑事裁判所から正式に脱退したため、ドゥテルテ氏の弁護団は、同裁判所はこの事件に対する管轄権を有していないと主張していた。

しかし、控訴審裁判官は下級裁判所の原判決を支持し、審理は継続できると判断するとともに、81歳の同前大統領の即時釈放の要求を却下した。

裁判官は、フィリピンが国際刑事裁判所を脱退する前に、同裁判所がすでにドゥテルテ氏に対する予備調査を開始していたことを指摘し、この事実は、同氏の起訴容疑に対して同裁判所が引き続き管轄権を有するのに十分であるとした。

検察側は、ドゥテルテ氏が2016年から2022年までの在任期間中に「暗殺団」を設立、資金提供、武装させ、麻薬密売や使用の疑いがある人物を標的にして殺害したと告発している。

ドゥテルテ氏は長年にわたり、正当防衛の場合にのみ殺害するよう警察に指示したと固く主張し、一貫してこの「麻薬戦争」を正当化してきた。(翻訳:洪培英)1150422

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FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:人事
  • 関連組織:ロイター通信
  • 原文内の日付2016年から2022年