(CNA台北22日電) 中国共産党の機関紙・人民日報は22日、中国の末端役人が「重層的に指示を仰ぎ、事あるごとに指示を仰ぐ」という「過度な請示」の状況にあることを厳しく指摘する論評記事を発表した。その原因として、役人たちが「上層部に責任を押し付ける」という責任回避の心理や、「官でありながら何もしない」という「寝そべり(タンピン)」心理を挙げている。結局のところ、こうした心理は「正しくない政績観」に起因するという。

共産党内で展開されている「正しい政績観の確立」に向けた学習教育に合わせ、人民日報は最近、一連の記事を相次いで発表している。22日に発表された「過度な請示は是正されるべきだ」という記事では、中国の末端官界に広く存在する「事あるごとの指示仰ぎ」と「寝そべり」現象に直接言及した。

記事は、中国の末端組織において、「これは我々では決められない、上に指示を仰がなければならない」「リーダーからの言葉がないので、動けない」という言葉がよく聞かれると指摘している。こうした「重層的かつ網羅的な指示仰ぎ」という「過度な請示」の背景には、複数の原因があるという。

記事は具体的に、それらの原因として「上層部への責任転嫁」による責任回避心理、「顔を売って態度を示す」投機心理、「官でありながら何もしない」寝そべり心理、そして「能力の不足」による依存心理を挙げている。

記事によれば、一部の幹部は本来自分たちの権限範囲内である事柄に対しても、段階を経て報告を行おうとする。表面上は規則を遵守し手順に従っているように見えるが、実際には「リスクを回避し、責任を転嫁している」のであり、その結果、事務が「手続きだけが空回りする」状態に陥っているという。そして「何でも指示を仰がなければならない」のは、根本的には「政績観が正しくない」ことに由来するとした。

この記事は、役人たちが「責任に関わらない、リスクに関わらない、矛盾に関わらない」という「三不(関わらない)」の姿勢を持ち、心の中では自分の損得勘定を優先していると述べている。「官職には就きたいが仕事はしたくない、権力は握りたいが責任は負いたくない、手柄(実績)は立てたいが努力はしたくない」という考え方だという。

記事は、末端幹部として「仰ぐべき指示は仰ぎ、実行すべきことは実行し、持ち場を守る責任を果たし、職責を全うすること」こそが、正しい政績観を確立し実践するあるべき姿だと主張している。(編集:邱國強/楊昇儒) 1150422

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:調査