【中央社台北22日】総統府は、頼清徳総統が22日に予定していたアフリカの友好国エスワティニ王国への外遊を、中国側の干渉により延期すると発表した。これに対し、民進党立法院党団は、中国共産党が台湾の国際的な空間を強引に圧迫し、中華民国を孤立させ、台湾国民を脅かしているとして、厳重な抗議と非難を表明した。
頼総統の訪問先経由地であったセーシェル、モーリシャス、マダガスカルが、突如として専用機の飛行許可を取り消したため、今回の外遊は暫定的に中止となった。外交部は本日、主権を貶めるこれら各国の主張を厳正に否定し、背後に中国が存在することを改めて指摘した。
民進党党団幹事長の荘瑞雄氏らは記者会見を開き、今回の件を単なる外交トラブルではなく、国際社会におけるシステム化された台湾への圧力であると強調。荘氏は「中国が経済的・政治的手段で他国の主権を干渉している事実は世界中の知るところであり、国際秩序と自由な往来に対する挑戦である」と述べた。さらに、国家元首の訪問が阻まれる一方、野党国民党の幹部が訪中後に「一つの家族」を強調する矛盾を指摘し、国民党へ対中姿勢の再考を促した。
範雲氏は「中華民国は主権独立国家であり、2300万の台湾国民には世界へ羽ばたく権利がある」と訴えた。中国の目的は台湾人を脅し、孤立させることにあるが、「徳は孤ならず、必ず隣あり」の言葉通り、EUやIPAC(対中政策に関する国会議員連盟)など国際的な支持に感謝の意を表した。また、国内での団結を呼びかけ、党派を超えて中国共産党を非難する姿勢の重要性を強調した。
外遊の急なキャンセルについて、事前把握が不十分だったのではないかという問いに対し、範氏は、外交部と国家安全保障当局が可能な限りの対策を講じた結果、国家元首の安全を最優先して延期を決定したと説明し、国内での無用な批判を控えるよう求めた。
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- 出典:中央社 CNA
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