中央社(台北)22日、頼清徳総統のエスワティニ訪問が延期された件について、国民党の鄭麗文氏は「これは重大な外交的敗北であり、軽視すべきではない」と述べた。鄭氏は、世界が「九二共識」を受け入れ、「台湾独立」を支持していない現状に対し、現政権の独走が外交的挫折を招いていると指摘し、他者を非難する前に自らの姿勢を省みるべきだと強調した。
頼総統は本日、アフリカの友好国であるエスワティニを訪問する予定であったが、セーシェル、モーリシャス、マダガスカルが突如として専用機の飛行許可を取り消したため、訪問は保留となった。中国の圧力による元首訪問の妨害は国際的な関心を集めている。
鄭氏は国民党の中央常務委員会で、頼総統の訪問が実現しなかったことを遺憾とするとともに、総統府の国家安全保障チームの対応を厳しく批判した。同氏は、政府が危機に対して感情的に反応し、在野党を攻撃するだけで、事態の深刻さを客観的に分析できていないと指摘した。
また、馬英九政権時代の「外交休戦」の功績を挙げ、現政権下で国交断絶が相次いでいる現状は、中台関係に関する議論に深刻な誤りがあることを示していると主張した。中国が「一つの中国」原則を理由に挙げている中、現政権が「台湾独立」の姿勢を崩さないことが、国家を追い詰めていると訴えた。
最後に鄭氏は、民進党政権に対し、挫折のたびに野党をスケープゴートにするのではなく、国家政策の何が間違っているのかを冷静かつ成熟した態度で再考するよう求め、「抗中」が真に台湾を守る手段となり得るのかを問い直すべきだと強調した。
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- 出典:中央社 CNA
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