米イラン戦争の主要ニュース

米国防総省は議会に対し、イランがホルムズ海峡に敷設した機雷の除去には最大6ヶ月を要する可能性があると報告しました。これは原油価格が長期的に高止まりする可能性を示唆しています。また、ギリシャ政府は中東戦争に起因する生活費危機を緩和するため、国民への補助金支給を発表しました。

●ワシントン・ポスト:国防総省、ホルムズ海峡の機雷除去に6ヶ月と試算 国防総省は、ホルムズ海峡の機雷完全除去には6ヶ月かかり、戦争終結前には完了しないとの見通しを議会に伝えました。米自動車協会(AAA)によると、米国のガソリン平均価格は戦争前の1ガロンあたり2.98ドルから4.02ドルまで上昇しており、和平合意後も価格が高止まりする懸念が強まっています。

●パナマ運河の「優先通行料」が高騰 中東情勢の悪化によりパナマ運河の利用需要が急増しています。予約なしの船舶が優先的に通行するための競売価格は、3月・4月には平均38万5000ドルに達し、液化天然ガス(LNG)船が400万ドルを提示するケースも見られました。

●ギリシャが特別補助金を支給 ギリシャはインフレ率の上昇を受け、6月に子供一人あたり150ユーロの特別補助金を支給するほか、低年金受給者や障害者への補助金増額、農家向けの燃料・肥料補助金の延長を決定しました。

●米国の金融対策 イラン戦争による市場の混乱に対処するため、米国は湾岸諸国やアジアの同盟国と通貨スワップ協定の構築を検討しています。ベッセント財務長官は、これが金融市場の安定に寄与すると述べています。

●中国経済への試練 BBCによると、中国は再生可能エネルギーなどで燃料危機の影響を抑えているものの、ホルムズ海峡の封鎖による輸出停滞が製造業を直撃しています。また、米軍はイラン産原油を中国へ運ぶ「影の船団(シャドー・タンカー)」の取り締まりを強化しており、イラン政権の資金源遮断を狙っています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:調査
  • 関連組織:米国防総省(ペンタゴン) / バナマ運河庁 / BBC
  • 製品・サービス:通貨スワップ