【中央社台北23日電】頼清徳総統が予定していたアフリカの友好国エスワティニへの訪問が、中国による圧力で阻止された。民進党中国部は本日、中国共産党が台湾の国際的空間を悪意をもって封じ込めており、その手法は過去の外圧を上回る「主権干渉」という新たな段階に達していると指摘した。さらに、次の段階として「長臂管轄(域外適用)」が徹底される可能性があると強く懸念を示した。
民進党中国部はFacebookを通じ、中国が長年行ってきた金銭外交や経済的脅迫、政治的圧力による台湾の外交制限を批判した。今回の件は、経済的な圧力を用いて「第三国」に台湾政府専用機の飛行許可を取り消させたものであり、台湾の主権侵害のみならず、国際的な航空安全と秩序を公然と踏みにじる行為であるとして、最も厳しい言葉で非難した。
同部は、中国が今回の妨害を通じて「台湾には総統などいない」という主張を繰り返していることに対し、中国が提唱する「対台恩恵」や「平和」といったスローガンと実態の乖離を指摘。国民党が主張する「中国共産党の善意」という言説は極めて皮肉であると切り捨てた。また、国民党に対し、中国の野蛮な行いに対して台湾側を批判する姿勢は、結果として中国の「共犯者」や「追従者」になっていると痛烈に批判した。
民進党は国民に対し、近年中国が元首の訪問や国際組織への参加、スポーツイベントなどあらゆる場面で台湾を「消滅」させようとしている現状を直視するよう促した。台湾には退譲の余地はなく、同志国との協力を深化させ、国際社会の理解と支持を強める必要があると強調した。
最後に同部は国際社会に対し、中国による経済的脅迫が他国の意思決定を歪めている深刻さを重く受け止めるよう呼びかけた。国際的な交通、外交、交流の基本秩序を維持し、権威主義がグローバルなルールを侵食することを阻止すべきだと訴えた。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
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