【中央社ワルシャワ23日】ポーランドで22日に開幕した欧州経済会議(EEC)において、「ポーランド・台湾経済協力フォーラム」が開催され、半導体サプライチェーンなどの協力体制や台湾による対ポーランド投資の影響力が議論の焦点となりました。駐ポーランド台湾代表の劉永健氏は、両国が構築した強固なパートナーシップにより、ポーランドが台湾の欧州市場進出における重要な玄関口になるとの見解を示しました。

ポーランドのカトヴィツェで開催された第18回EECは、中・東欧で最大規模の経済・政治イベントです。開幕式でEEC理事会議長のイェジ・ブゼク元首相は、地政学的危機や気候変動の中で、欧州はエネルギー転換と技術主権においてより強力な決断が必要だと強調しました。

フォーラムの冒頭、劉永健代表は、台湾とポーランドは共に中小企業が経済を牽引し、地政学的リスクやAI時代のサプライチェーン再編という共通の課題に直面していると指摘しました。劉氏は、民主主義と法の支配という価値観に基づいた「強靭なパートナーシップ」を通じて、今後2年間で競争力のある技術の未来を共同で築きたいと述べました。

台湾と欧州の関係は、従来の貿易から「技術とイノベーション」の新局面へと移行しています。劉氏は、ワルシャワに設置された台湾貿易投資センターや今後建設予定の「TEEMAテクノロジーパーク」を通じ、AI、デジタルインフラ、サイバーセキュリティ分野での協力を推進すると明言しました。

フォーラムでは、ポーランド・台湾商工会議所の幹部や銀行関係者が、世界のサプライチェーン変革期における台湾の対ポーランド投資の歴史的な好機について言及しました。また、企業の代表者らは、両国が共有する「誠実さ」と「強靭さ」の文化が信頼の架け橋となり、ポーランドが従来の製造下請け拠点から台湾の技術的戦略パートナーへと変貌を遂げていると評価しました。

さらに、技術協力の具体策として「ハードウェアを躯体、ソフトウェアを魂とする」協調モデルが提案されました。これはポーランドのソフトウェア人材と台湾の半導体優位性を融合させ、エッジコンピューティングやサイバーセキュリティの商用化を目指すものです。ポーランド投資貿易局の代表も、両国が既に貿易の枠を超え、共同でAI製品や衛星技術を開発する高度な提携ステージに入っていることを強調しました。参加者は、今後5年間で台湾・ポーランド間の経済関係がさらなる飛躍を遂げることに期待を寄せています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:提携
  • 関連組織:SKBグループ / 和成グループ (HCG) / IoT & AI産業クラスター
  • 製品・サービス:TEEMAテクノロジーパーク / 台湾・ポーランド共同AI製品