【中央社台北23日】台湾民衆党の創設者である柯文哲氏が催涙スプレーを浴びた事案で、台中市警察局第六分局の周俊銘分局長が誤って噴霧したことが判明しました。内政部は23日、個別の案件についてはコメントを控えるとしつつも、年末に予定されている九合一地方選挙の警備に関して、警政署(警察庁)に対し、安全確保の強化とリスク評価および情報収集の徹底を改めて指示しました。
柯氏は17日夜、党所属の台中市議会議員候補者である劉芩妤氏とともに逢甲夜市で街頭活動を行っていた際、催涙スプレーを浴びました。劉氏が18日朝に傷害罪で告訴し、警察が調査を行った結果、警備にあたっていた周俊銘分局長が誤って噴霧したことが明らかになりました。周氏は懲戒処分として記過(過失による処分)を受けたほか、分局長の職を解かれ、非管理職である台北市警察局の警政監へ異動させられました。
行政院の李慧芝報道官は23日の記者会見で、この懲戒処分について、台中市警察局からの提案に基づき警政署が承認したものであり、行政院としてはその判断を尊重すると述べました。また、今後は候補者や事務所、選挙活動の警備に関して、各警察機関がリスク評価と情報収集をさらに強化するよう求めていくとしています。
内政部の董建宏政務次長は、今回の処分について「周氏は現場の指揮官として、事態の把握や対応方法において責任を負うべき立場にあった」と説明しました。処分内容については警政署の専門的判断を尊重するとし、周氏の異動先については、管理職を外れた台北市の「3線1星(警視正相当)」の警政監であり、昇進ではないことを強調しました。
董次長は最後に、選挙期間中の安全確保が最優先事項であることを強調し、警政署に対して警備体制のさらなる引き締めと、有事への備えを怠らないよう再三指示しました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:人事