台湾で初めて化粧品から禁止成分であるスーダン色素が検出された問題で、原料輸入業者の「亦鴻企業有限公司(イーホン企業)」が、禁止成分を偽って混入させていた疑いが持たれています。桃園地方検察署は、呉姓の代表が原料に有害なスーダンレッドが含まれていることを認識しながら、取引先に隠蔽して販売を続けたとし、本日、詐欺罪で起訴し、厳罰を求める意見書を提出しました。

衛生福利部食品薬物管理署(食薬署)は昨年末、同社がシンガポールから輸入した原料に問題があることを把握しました。この原料は欧萊德(O'right)や緑藤生技(Greenvines)など14社に供給され、7県市にわたる製品に影響を及ぼしました。食薬署は、高濃度のスーダン色素が含まれていたことについて、意図的な混入の疑いがあるとして捜査機関に証拠を提供していました。

桃園地検は昨年11月に捜査を開始し、12月には同社および下請け業者計16カ所を捜索。呉代表を聴取し、関連資料を押収しました。当時の調べによると、呉代表は昨年7月に下請け業者から「原料にスーダン色素が含まれている疑いがある」との指摘を受け、自ら検査機関に提出。8月28日には「スーダン3号」および「スーダン4号」という人体に有害な工業用染料の検出を報告書で確認していました。

検察の調べに対し、呉代表はシンガポールの供給元から出荷停止を推奨されたものの、今後の取引への影響を懸念し、下請け業者には事実を隠蔽。昨年9月から10月にかけて、汚染された原料を販売し続け、それらが口紅などの化粧品として市場に流通しました。検察は、呉代表が公衆衛生や他社の利益を顧みず、私利私欲のために情報を隠した悪質な行為であるとし、厳格な判決を下すよう裁判所に求めています。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:調査