中央通信社(台北、4月23日)― 49人の犠牲者を出した台湾鉄道(台鉄)タロコ号脱線事故の現場責任者、李義祥被告の裁判で、最高裁判所は本日、同被告の入札妨害罪について懲役10カ月の有罪判決を確定させました。その他の罪状については原判決を破棄し、花蓮高等裁判所へ差し戻す判決を下しました。
判決によると、李被告は2020年12月から台鉄の安全改善プロジェクトにおける工事の現場責任者を務めていました。2021年の清明節連休中、台鉄局は4月1日から6日までの工事全面停止を命じていましたが、李被告は4月2日に現場で違法な作業を強行しました。その際、大型トラックが斜面でエンストし、重機を使って救出しようとしたものの失敗。トラックが線路上に滑り落ち、直後に走行してきた特急列車「タロコ号」が衝突、49人が死亡し200人以上が負傷するという、近年で最悪の鉄道事故を引き起こしました。
花蓮地方裁判所での第一審では、李被告に対し業務上過失致死や政府調達法違反(入札妨害)などで懲役7年10カ月の判決が下されましたが、ひき逃げの罪は無罪とされました。その後、花蓮高等裁判所での控訴審では、過失致死罪と新たに認められたひき逃げ罪を含め、刑期が懲役12年6カ月に加重されました。
本日、最高裁判所は李被告の入札妨害罪と、共に起訴されていた外国人労働者・華文好被告の過失致死罪について上告を棄却し、確定判決としました。一方、李被告の過失致死およびひき逃げに関連する部分については、審理に不備があるとして原判決を破棄し、花蓮高等裁判所へ差し戻し、更審(再審理)を行うよう命じました。
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- 出典:中央社 CNA
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