【台北24日中央社】フィリピンと米国が20日から年次大規模合同軍事演習「バリカタン」を開始し、日本やオーストラリアなど複数の同盟国も参加する中、中国人民解放軍南部戦区は24日、ルソン島東方の海域で107編隊を編成し、実弾射撃を含む訓練を実施したと発表しました。中国側はこれを「現在の地域情勢に対する必要な行動」としています。
南部戦区の公式微信アカウントは24日午後6時、中国語と英語で声明を発表。同編隊が実弾射撃、海空連携、迅速な機動、補給などの訓練を通じて、統合的な作戦能力を検証したと明らかにしました。また、今回の演習は関連する国際法に合致しており、国家の主権や安全、地域の平和と安定を守るため、今後も安全保障情勢に応じて常態的に軍事行動を行うと強調しました。
公開された25秒の映像には、055型駆逐艦「遵義」(107)や052D型駆逐艦「合肥」(174)を含む少なくとも4隻の艦艇が確認でき、無人機の運用やロケット弾、対空砲、艦砲による実弾射撃の様子が収められています。
今年の「バリカタン」はフィリピン、米国、日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ニュージーランドの計7カ国が参加し、規模は1万7,000人を超え、5月の第1週まで続く予定です。特に日本は過去最大規模となる1,000人超の隊員を派遣し、88式地対艦誘導弾の実弾射撃を行う計画であり、これに対し中国側は強い不満を示しています。
中国外交部の郭嘉昆報道官は20日の定例会見で、他国間の軍事協力が第三者の利益を損なうべきではないと述べ、「安全保障面で互いを縛り付けることは、火遊びに等しく、自らに災いをもたらすだけだ」と警告しました。
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- 出典:中央社 CNA
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