台湾の洋上風力発電プロジェクト「海能風力発電(Formosa 2)」は24日、589億台湾ドル規模の借り換え契約締結を祝う式典を開催しました。本件は台湾の洋上風力発電史上初、かつアジア太平洋地域でも初の借り換え事例となり、同産業が着実に成熟した運営段階へ移行していることを証明しました。
風睿能源(SRE)の林雍堯董事長は、海能風力発電の商用運転後の発電効率は良好で、台湾の企業や家庭に安定したグリーン電力を供給していると述べました。また、今後もエネルギー転換への貢献を継続する意欲を示しました。共同出資者である捷碧能源(JERA Nex bp)のRichard Fitter氏も、本件がアジア太平洋地域の洋上風力発電産業にとって重要なマイルストーンであると評価しました。
今回の借り換えには31の金融機関が参加し、当初の目標を大きく上回る2倍以上の応募が集まりました。これには4つの国際輸出信用機関(ECA)、10の国際的な主要銀行、および17の台湾国内金融機関が含まれています。特に永豊商業銀行と台中商業銀行が初めて洋上風力発電の融資に参加したことは、国内市場における同資産への信頼が高まっていることを象徴しています。
苗栗県竹南沖に位置する海能風力発電は、風睿能源が51%、捷碧能源が49%を出資しています。総設備容量は376MWで、2023年9月に商業運転許可を取得し、年間約38万世帯分の電力需要を賄っています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:資金調達
- 製品・サービス:再生可能エネルギー供給 / プロジェクトファイナンス(再融資)