【中央社】花蓮県光復郷の洪水被害からの復興が続く中、河川の浚渫や堤防強化工事が本格的な出水期を前に進められています。行政院の李孟諺顧問は24日、もし連続して台風が襲来した場合、再び堤防から越水するリスクがあるとし、これに対する対策計画を策定したことを明らかにしました。

行政院の季連成政務委員や陳金徳氏らは同日、光復郷の堤防や馬太鞍渓橋の復興工事現場を視察しました。李孟諺氏は会合で、浚渫によって馬太鞍渓の通水能力は回復しつつあるものの、極端な気候条件においては河道への土砂堆積が追いつかず、再び堤防を越える可能性があると指摘しました。

李氏は「光復側での越水は絶対にあってはならない」と強調し、光復区の堤防を4メートルかさ上げした上で隙間を封鎖し、万栄区側へ溢水させる計画であることを説明しました。万栄区の指定範囲には住宅がなく、水利署が450ヘクタールを土砂堆積地として確保しており、第二の防衛線として機能させます。

李氏は「溢水は河川に土地を返す(還地於河)という計画的な手法であり、河道への圧力を緩和するためのものだ」と説明しました。住民に対しては、越水が発生しても堤防の決壊や治水対策の失敗ではないことを理解し、パニックを防ぐための事前の周知が必要だと述べました。

季連成氏はメディアに対し、毎年5月の出水期前に政府は準備会議を行っていると語り、光復郷は昨年の堰止湖被害の教訓から、今年も重点的な視察対象となっていると述べました。水利署は馬太鞍渓で2000万トン以上の土砂を浚渫しましたが、上流の山崩れによって新たな堰止湖ができるリスクもあるため、万全の対策を講じる必要があると強調しました。

季氏はまた、中央政府からの予算投入により、橋梁の復興や防汛(ぼうしん)工事が迅速に進んでいるとし、光復郷は今回の出水期の課題を乗り越えられるはずだと自信を示しました。なお、4月30日には花蓮県政府が主体となり、大規模な避難訓練と実動演習を実施する予定です。

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  • 出典:中央社 CNA
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