【中央社ハーグ23日】オランダのライデン大学のキャンパスに、台湾の郷愁を誘う美しい調べが響き渡った。オランダを拠点に活動するチェリストの林聖宭(リン・シェンチュン)氏が、「望春風」をはじめとする数々の名曲を演奏し、音楽を通じて台湾の風土や文化を欧州の人々に紹介した。会場を埋め尽くした聴衆は演奏に酔いしれ、感動のあまり涙ぐむ人の姿も見られた。
国際親善大使候補でもある林氏は23日夜、ライデン大学にてコンサート「島の音:台湾を聴く」を開催。会場には同大の学生や台湾文化に関心を持つ一般市民など100名以上が集まった。
中央社のインタビューに対し、林氏は今回のコンサートについて、ピアノとチェロの二重奏形式で「安平追想曲」、「蘭陽舞曲」、「思慕的人」、「鼓声若響」などを演奏したと語った。これらの楽曲は台湾各地を象徴しており、演奏を通じて台湾の多様な風土や人々の心情を欧州の聴衆に伝えたかったという。
林氏は、欧州の聴衆に向けて台湾の歌謡を演奏するのはこれが初めてではないと明かす。過去10年以上にわたるオランダや欧州各地での演奏経験から、現地の聴衆にとって聞き慣れない旋律であっても、異国の文化や音楽に対する関心は非常に高く、常に熱狂的な反応が得られると語った。
ライデン大学で国際関係学を専攻する学生のオリンピアさんは、終演後のインタビューで「演奏に心を揺さぶられ、思わず涙が出そうになった。曲目リストをもらって、家に帰ってからも繰り返し聴きたい」と語った。彼女は、台湾の音楽に触れ、台湾を非常にロマンチックで、人々の感性が豊かで繊細な場所だと感じたという。中国語を学習中だという彼女は、コンサートをきっかけに、ぜひ台湾を訪れてその文化を肌で感じてみたいと意欲を見せた。
ライデン大学での公演を終えた林氏は、今後アムステルダムのアムステル駅でフラッシュモブ形式の演奏を行う予定だ。大学でのコンサートは現地の学生や留学生が中心だが、駅での演奏を通じて、より多様な人々に台湾の音色を届けたいと意気込んでいる。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:イベント
- 関連組織:萊登大學 (ライデン大学)
- 製品・サービス:チェロ・ピアノ二重奏コンサート / 台湾音楽の演奏