米国のトランプ大統領は23日、イランとの紛争が続いている影響により、米国民は「一定期間」高水準の原油価格を受け入れざるを得ないと述べました。具体的な期間については言及を避けました。
米経済メディアCNBCによると、トランプ氏はテヘラン当局との和平合意を急いでいないと明言しました。また、今回の紛争による株価や原油価格への影響は、自身の予想を下回っていると主張しています。トランプ氏は大統領執務室での取材に対し、「正直に言えば、株価は史上最高値を更新している。私は20〜25%の下落を予想していた」と語りました。
原油価格に関しても、「200ドルに達する可能性もあると考えていたが、実際の市場は予想とは異なっている。米国は十分な自給能力があるため、他国に比べてガソリン価格は大幅に低い」と強調しました。国際指標であるブレント原油は開戦前の1バレルあたり72ドルから一時120ドル近くまで急騰し、現在は約105ドルで推移しています。
トランプ氏は、一時的な高油価はイランに核兵器を持たせないための合意を得る代償であるとし、「さもなくば彼らは我々の都市を攻撃しようとするだろう」と語りました。CNBCの調査では、回答者の約80%が油価高騰を受けて消費行動を変えたと回答しており、ガソリン価格は開戦以来30%以上上昇し、1ガロンあたり4ドルを突破しています。
開戦当初、トランプ政権は紛争期間を4〜6週間と予測していましたが、現在は2ヶ月目に突入しています。トランプ氏は「軍事的には最初の4週間で相手を圧倒した。今は事態を見守りながら、どのような合意ができるかを探っている」と述べました。また、「合意に応じなければ、残りの軍事目標も排除する。焦る必要はなく、時間をかけて対応する」と強気の姿勢を崩していません。
さらにトランプ氏は、イラン軍を完全に制圧したと誇示し、ホルムズ海峡も完全に支配下にあると強調しました。同氏は、イラン側からホルムズ海峡の封鎖解除の提案があったものの、経済的圧力を維持するために自らそれを拒否したと明かしています。「封鎖を維持しているのは私だ。彼らが合意に応じるか、非常に前向きな状況が整わない限り海峡は開放しない」と述べました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース
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